2015年の2月にドコモ光が受付開始されてから、約3年が経ちました。

今やドコモ光は利用者数ナンバー1の座に君臨しています。

そのなかでも特に「ドコモ光が遅い」といった声が目立ちます。

「ドコモのスマホと自宅の光をまとめるとお得になりますよ。」

と言われて、ドコモ光にまとめた方も多いのではないでしょうか。

しかし、この「ドコモ光」。かなりの曲者です。

調べてみたら、

「ドコモ光とNTTの闇が深すぎました」

さて、今回はドコモ光が遅い理由とNTTの闇について探っていきたいと思います。

それではいきましょう!

ドコモ光が遅い理由とNTTの闇

ドコモ光が遅い最大の理由とは?

フレッツ光からドコモ光に変えて、インターネッが遅くなったという方も多いと思います。

しかし、「ドコモ光」は「フレッツ光」と何も変わりません。

NTTの光回線はそのままで、プロバイダが変わっているだけです。

フレッツ光と同じプロバイダを使っている方も多いと思います。

ドコモ光が遅くなる理由としては、大まかに分けて2つあります。

1.プロバイダを変更した

フレッツ光からドコモ光に転用する際にプロバイダを変更していないでしょうか?

プロバイダはインターネットの速度に大きく影響します。

プロバイダが変わったことにより、以前よりインターネットにアクセスしづらくなっている可能性があります。

このケースではプロバイダを変更することで速度を解決できるかもしれません。

ドコモ光は選べるプロバイダが豊富ですが、どのプロバイダを選んだらよいか分からなくなります。

プロバイダ選びのコツはこちらの記事の「プロバイダを変えてみる」という項目をご覧ください。

2.自宅周辺の光回線ユーザーが増えた

自宅周辺の光回線ユーザー数も速度に関係しています。

スマホの普及により今まで光回線を使ったことがない世帯も光を使い始めており、新規の光回線ユーザーが増えました。

ドコモ光ユーザーだけではなく、ソフトバンク光や他社の光コラボはすべてNTTのフレッツ光を流用していますので、同じ光配線区画内の利用者が増えるほど自宅の光は遅くなります。

これは、光ファイバーの分岐数に関係があります。

1.25Gbpsの光は、最大32世帯に分割されています。

住宅密集地などで光ファイバーが32分岐されている場合、利用者がが一斉にアクセスすると1.25Gbps÷32世帯になります。

最悪の場合、一世帯あたりの通信速度は39Mbps以下になってしまいます。

(集合住宅では利用している部屋数で、39Mbpsを分割します。)

家族みんなでインターネットをしていれば通信が切れることもありえますね。

このケースでは、解決が困難になります。

ダークファイバーを利用した「NURO光」や「auひかり」への乗り換えや、ソフトバンクAirやWiMAXなどのルーターを使うのが解決策かもしれません。

 

以上がの2つがドコモ光が遅い最大の理由になります。

それではドコモ光の実態と光コラボの背景について探っていきましょう。

ここからドコモ光の闇が深まります。

ドコモ光の実態

光コラボの中でもドコモ光が契約者数ナンバー1です。

契約者数は2018年6月3日に500万件を突破したとのこと。

※参考記事:日本経済新聞 NTTドコモ、「ドコモ光」の契約者数が500万件を突破

マーケティングリサーチ会社のMM総研によると、

NTTの光回線のシェアは日本全国で約2053万件ですから、

フレッツ光ユーザーの約25%がドコモ光になったということになります。

参考記事:MMRI株式会社MM総研 ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(2018年3月末時点)

 

しかし、ドコモ光とスマホをまとめることにより、他社への乗り換えが非常に困難になりました。

どうやら光コラボには「裏」がありそうです。

下がり続けるドコモのシェア数

ドコモの携帯電話シェア数は2001年には約63%もありました。

2018年6月22日に発表された総務省の統計によりますと、

2018年3月末時点でのキャリア別のシェア数は

・ドコモ(38.7%)

・KDDI(27.6%)

・ソフトバンク(23.1%)

となっています。

参考資料:総務省/電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表

ここ数年でドコモのシェア数は40%を切ってしまいました。

携帯電波のつながりやすさは抜群ですが、徐々にユーザーが離れているように見えます。

 

格安SIMも含めたシェアでは、

・ドコモ系回線(44.0%)

・KDDI系回線(30.5%)

・ソフトバンク系回線(25.5%)

となります。

格安SIMでは、ドコモやKDDIの電波を使っているMVMO事業者が多いです。

しかし、これではいつトップを奪還されるかわかりません。

下がり続けるドコモのシェアを食い止めるには、何か手を打つ必要がありそうです。

NTTの思惑

ドコモ光は2015年にNTTが発表した光コラボレーションモデルの一つです。

光コラボレーションモデルとは、

NTTのフレッツ光等を様々な事業者に卸提供するサービスです。

今までNTTが独占してきたフレッツ光を様々な事業者に貸して、競争を促進し、市場の活性化を図るということですね。

参考資料:NTT東日本「光コラボレーションモデル」の提供開始について

「私達、NTTは独占企業ではありません。」という声が聞こえてきそうです。

しかし、ドコモはNTTと分社化していますが「NTTグループ」です。

ドコモ光が一番になるのは最初から分かっていますし、光回線とスマホをセットにすればユーザーは離れにくくなるはずです。

光コラボで市場の競争を図ると言いつつ、NTTグループであるドコモの客離れを食い止めることもできます。

ちなみに、NTTが他事業者に光回線をレンタルしても全然痛くありません。

日本全国の光ファイバーはほとんどNTT東西が所有していますので、他事業者はNTTに光回線のレンタル代を払っています。

 

以下引用になります。

光回線部分の卸料金は、戸建て向けが月3500円、集合住宅向けが月2500円である。

こちらは2015年の記事ですので、現在は卸料金が変わっているかもしれません。

総務省の資料を見ても肝心の卸料金については「委員限り」となっており、閲覧することが出来ませんでした。

 

光コラボの料金は戸建てで5,200円前後です。

上記の記事通り光回線部分の卸料金が3,500円となれば利益は1,700円です。

さらにスマホの料金を割引するため、光コラボは全然儲かりません。

ソフトバンクを始めとした他の事業者は光回線を宣伝して、どんどん新規客を開拓してくれます。

他の事業者が頑張れば頑張るほど儲かるシステムです。

自分の手は汚れません。

さて、NTTグループであるドコモのセット割はどうでしょうか?

わかりにくいドコモ光のスマホセット割

ドコモ光のスマホセット割について目を向けてみましょう。

これが、恐ろしいほどわかりにくい。

現場のスタッフもパンフレットを見ながら説明するほどです。

それでは公式サイトをご覧ください。

参考資料:NTTドコモ公式サイト

僕が見ても、わかりません。速攻でブラウザを閉じました。

簡単にまとめると、

・ドコモを10年以上使っていないと割引額が低い。

・家族で大容量のデータパックを契約していないと割引率が低い。

・スマホのデータを節約しようとすると割引率が低くなる。

・独り身のドコモユーザーには、ほぼ還元なし。

つまり、

「家族でドコモを10年以上使っているユーザーでなければ割引率が低い。」

となります。

ドコモ光の目的は「長期利用のドコモユーザーを囲い込むこと」です。

ドコモを10年以上使っている家族がいる世帯は多いと思います。

長年使っているから、ドコモ光で割引を受けなきゃ損です。

めんどくさければ、他社には乗り換えないですよね。

でも、割引は最低レベルです。

それでもドコモ光を選ぶ最大の理由とは?

ドコモ光を選ぶ最大の理由はセット割の額ではありません。

「ドコモをずっと使っているから、ついでに光回線もまとめる」のです。

単純に割引率で言ったら、auひかりやソフトバンク光の方が安くなる場合が多いです。

ドコモ以外の携帯電波がつながりにくく、長年ドコモを使っている世帯ではドコモ光にするメリットは十分にあると言えます。

10年以上家族でドコモを使っている世帯は「ドコモ光」で間違いなさそうです。

ドコモ光以外の選択肢

長期利用のドコモユーザーにはオトクなドコモ光ですが、10年以下のドコモユーザーや単身者にはあまりメリットが感じられません。

格安SIMと光回線のセットで考えてみましょう。

 

最近では、ドコモの電波を使っている格安SIMも多く出てきました。

ドコモの電波を使っている格安SIMには「OCNモバイルONE」「BIGLOBE SIM」があります。

「OCN光×モバイルONE」や「BIGLOBE光×BIGLOBE SIM」は格安SIMと光コラボのセット割が可能です。

格安SIMを検討中の方は、ドコモ光に転用する前に検討してみることをオススメします。

 

ドコモ以外の電波もつながる地域の方は、「auひかり」「NURO光」への乗り換えを検討してみても良いかもしれません。

まとめ

さて、今回はドコモ光が遅い理由と光コラボの闇について探ってきました。

ドコモ光が遅い最大の理由は、

1.プロバイダを変更した

2.自宅周辺の光回線ユーザーが増えた

 

解決策として、

1.ドコモ光のプロバイダを変更してみる

2.auひかりやNURO光に変えてみる

3.ソフトバンクAirやWiMAXを使ってみる

 

また、回線の判断基準としては

・10年以上家族でドコモを使っている世帯は「ドコモ光」で間違いなさそう

・格安SIMを検討している方は「OCN光やBIGLOBE光」もあり

となります。

 

コラム

昔、僕の実家ではドコモしかつながりませんでした。

そのあとauがつながるようになり、ここ数年でソフトバンクがつながるようになりました。

今でもドコモの電波が一番つながりやすいイメージがあります。

ドコモ以外に乗り換えるのは、正直不安だと思います。

他社の電波がつながるかどうか使ってみないと分からないし、契約してからでは遅いからです。

携帯はつながることが最優先なので、ドコモを使い続けるのは当然ですね。

でも、ドコモ光の料金がセット割でどれくらい安くなっているか明確に答えられる人は、「ほぼいない」と思います。

特に、セット割を他社よりも複雑化していることに闇を感じます。

あえて分かりづらくしているのでは。。

ドコモの「料金の明確化」には、まだまだ時間がかかりそうです。

つながりやすい分、ドコモの料金って高いんですよね。。

 

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう!

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