
生涯で支払う通信費はいくらでしょうか?
答えは1,600万円です。
通信費はスマホが普及してから増加傾向にあり、私達は80歳のお年寄りになっても何らかの通信デバイスをポチポチしていることでしょう。
そこで今回は30代の男性(ひろしさん)が80歳までの人生で支払う通信費の合計を計算してみました。
きっとスマホの料金について見直す良いきっかけになるはずです。
それではいきましょう!
■目次
生涯で支払う通信費は1,600万円だったことが判明
物語の主人公は、32歳サラリーマンの「ひろしさん」
就職を期に、23歳から通信費を自分で支払い始めました。
2019年(32歳)現在は、30歳の妻「みさえさん」2歳「しんのすけくん」0歳「ひまわりちゃん」の4人で暮らしています。
「ひろしさん」は結婚後、妻「みさえさん」のスマホ代をまとめて支払っています。
子供2人のスマホ代は高校一年生(16歳)から大学四年生(22歳)まで支払うことにしています。
また、「ひろしさん」は80歳までスマホを使う予定です。
以上の条件で「ひろしさん」の生涯における通信費をドコモ公式サイトの料金シュミレーターを使用して計算します。
※各種オプション料金の加算、docomo withなどの割引は計算に入れていませんが、合わせてプラマイゼロということにしています。消費税は8%固定とし、増税は考慮しません。
第一章・ひろしの独身時代
まず最初に、ひろしさんが2018年までに支払った通信費を計算してみましょう。
ひろしさんは社会人になったので、景気よく新しいスマホに機種変更しました。
光回線はマンションタイプを導入。
2010年はiPhone4が発売された年です。
iPhone4の端末価格は46,080円~57,600円だったので、価格の近い6s(42,768円)を選んでシュミレーション開始です。
23歳(2010年):12,150円×12ヶ月=145,800円
24歳(2011年):12,150円×12ヶ月=145,800円
25歳(2012年):10,368円×12ヶ月=124,416円
2013年にiPhone5sが発売されたので機種変更します。
iPhone5sの端末価格は68,040円~88,200円だったので、価格の近いiPhone8(88,766円)を選びました。
料金の内訳は前回と同じなので省略します。
26歳(2013年):12,690円×12ヶ月=152,280円
27歳(2014年):12,690円×12ヶ月=152,280円
さて、23歳~27歳までにひろしさんが支払った通信費の合計はいくらになったでしょうか。
答えは「720,576円」でした。
第二章・ひろし結婚して子供が生まれる
28歳(2015年)に、ひろしさんは運命の人、みさえさんと結婚します。
結婚生活がスタートするにあたり、一家のスマホ回線は2回線になりました。
2015年にiPhone6sが発売されたので、結婚記念がてら機種変更します。
iPhone6sの端末価格は93,744円~119,664円だったので、価格の近いiPhone8(88,766円)と8Plus(118,584円)を選びました。
さて、2回線になったひろし家の通信費はいくらになるでしょうか。
28歳(2015年):20,925円×12ヶ月=251,100円
29歳(2016年):20,925円×12ヶ月=251,100円
30歳(2017年):18,036円×12ヶ月=216,432円
31歳(2018年):18,036円×12ヶ月=216,432円
結婚してから4年間で支払った通信費はいくらになったでしょうか。
答えは「935,064円」でした。
ひろしさんが今までに支払ってきた通信費の合計は「1,655,640円」になります。
とここで、おめでた情報です。
2017年には第一子の「しんのすけくん」が誕生。
2019年には第二子の「ひまわりちゃん」が誕生します。
第二子が生まれることを期に、ひろし一家はマンションから戸建てに引っ越すことに。
第三章・ひろし戸建てに引越す
第二子の「ひまわりちゃん」が誕生したのをきっかけに、ひろし一家は戸建てに引越しました。
スマホは4年間使っているので、そろそろ買い替え時です。
「しんのすけくん」と「ひまわりちゃん」の写真を高画質で撮りたくなったひろし夫妻は、iPhoneXに機種変更します。
また、小学校や幼稚園からの連絡先を用意する必要があったので、光電話も契約しました。
32歳(2019年):25,839円×12ヶ月=310,068円
33歳(2020年):25,839円×12ヶ月=310,068円
34歳(2021年):19,440円×12ヶ月=233,280円
35歳(2022年):19,440円×12ヶ月=233,280円
ここからは「しんのすけくん」が高校一年生になってスマホデビューするまで早送りします。
機種変更サイクルは頑張って使って5年とします。(スマホのバッテリー交換をしながら使う)
36歳(2023年)~40歳(2027年)
310,068円×2年=620,136円
233,280円×3年=699,840円
41歳(2028年)~45歳(2032年)
310,068円×2年=620,136円
233,280円×3年=699,840円
来年は「しんのすけくん」が高校生になります。
はたして、ひろしさんが32歳~45歳までの間に支払った通信費はいくらになったでしょうか。
答えは「3,726,648円」でした。
ひろしさんが今までに支払ってきた通信費の合計は「5,382,288円」になります。
第四章・子供の成長
あの小さかった「しんのすけ」が高校生になりました。
子供の成長は早いものです。
ひろしさんは一家の大黒柱として仕事を頑張り、なんとか課長の座までたどり着きそうだとか。
ひろし夫妻のスマホは5年使っているので、そろそろ限界です。
機種変更2台と「しんのすけくん」用のスマホを新規契約することにしました。
46歳(2033年):32,589円×12ヶ月=391,068円
47歳(2034年):34,209円×12ヶ月=410,508円
ここで、ひろしさんにさらなる通信費の負担が襲いかかります。
そう、「ひまわりちゃん」が高校生になるのです。
46歳~47歳までの間に支払った通信費は「801,576円」でした。
ひろしさんが今までに支払ってきた通信費の合計は「6,183,864円」になります。
第五章・ひろし家のスマホ代が過去最高になる
ひまわりちゃんの高校入学にあたり、ひろし家のスマホは4台になりました。
ひろしさん・みさえさん・しんのすけくんの3人は機種変更せずに「ひまわりちゃん」のスマホ代を加算します。
48歳(2035年):33,183円×12ヶ月=398,196円
49歳(2036年):34,803円×12ヶ月=417,636円
50歳(2037年):31,644円×12ヶ月=379,728円
さて、前回の機種変更から5年経ったので、「ひまわりちゃん」以外の3人は買い替え時が来ました。
シンギュラリティは近い。
51歳(2038年):38,529円×12ヶ月=462,348円
52歳(2039年):38,529円×12ヶ月=462,348円
ひろし家の通信費は年間46万円を超えました。
ここで、しんのすけが大学を卒業し、来年からは社会人になります。
少し楽になるのと同時に泣けてきます。
48歳~52歳までの間に支払った通信費は「2,120,256円」でした。
ひろしさんが今までに支払ってきた通信費の合計は8,304,120円になります。
第六章・子供の旅立ち
しんのすけくんが立派な社会人になり、ひまわりちゃんは今まさに空に向かって咲き誇ろうとしています。
今まで頑張って来れたのも優しい妻と子供たちの笑顔のおかげです。
ありがとう!と空に向かって叫びたい。
と、その前にひまわりちゃんのスマホが前回の契約から5年経ったので、機種変更します。
53歳(2040年):28,539円×12ヶ月=342,468円
54歳(2041年):28,539円×12ヶ月=342,468円
ひろしさんも54歳になり、やっと子育てを終えました。
思えばここまでの道のりは長かった。
感慨もひとしおです。
53歳~54歳までの間に支払った通信費は「684,936円」でした。
ひろしさんが今までに支払ってきた通信費の合計は8,989,056円になります。
第七章・ひろし夫妻の余生
子供達も成長し、旅立ちました。
家にはひろし・みさえ・ペットのシロの三人だけになりました。
これからは三人で暮らしていきます。
定年退職後は、これまで支えてくれた「みさえ」と一緒に世界の美しい風景を見てまわりたい。
そして、最後にこう言うのだ。
「世界で一番美しかったのは君だと」
と、ここで前回の機種変更から4年経ったので新しい機種と交換です。
技術も進歩したし、これから買い替えは6年毎くらいにしましょう。
55歳(2042年):25,326円×12ヶ月=303,912円
56歳(2043年):25,326円×12ヶ月=303,912円
57歳(2044年)~60歳(2047年):19,440×48ヶ月=933,120円
(※↑2045年シンギュラリティが訪れ、人工知能が人間の知能を超える)
6年間合計1,540,944円
61歳(2048年)~66歳(2053年):1,540,944円
67歳(2054年)~72歳(2059年):1,540,944円
73歳(2060年)~78歳(2065年):1,540,944円
79歳(2066年)~80歳(2067年):607,824円
55歳~80歳までの間に支払った通信費の合計は6,771,600円でした。
この頃には、スマホ自体存在しない可能性が高いですね。
テレパシーのように口を動かすことなく意思疎通ができたり、VR空間に記憶をアップロードして永遠に生き続けられるかもしれません。
最終章・ひろし感動のフィナーレ
さあ、そろそろ人生のフィナーレです。
生涯で支払う通信費は一体いくらになるのか?
今、その答えが出ました。
ひろしさんが生涯支払ってきた通信費の合計は
15,760,656円
になります。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は30代の男性が80歳までの人生で支払う通信費の合計を計算してみました。
機種変更の頻度をかなり少なくしましたので、
2年毎に最新機種を購入していたら軽く2,000万円は超えたかもしれませんね。
最後に人生のイベントごとにかかる通信費をまとめたいと思います。
独身時代(23歳~27歳):「720,576円」
結婚してから戸建てに引越すまで(28歳~31歳):「935,064円」
子供が高校生になるまで(32歳~45歳):「3,726,648円」
二人の子供が大学を卒業するまで(46歳~54歳):「3,606,768円」
余生を終えるまで(55歳~80歳):「6,771,600」
合計:「15,760,656円」
コラム
今や日本では平均寿命が83.98歳となっています。
スマホ世代は、お年寄りになってもスマホをいじりを止めるとは思えません。
VRの世界に行ったきり帰ってこない可能性も大いにあります。
今後、情報通信社会はより一層進化し、どんどん新しいサービスが登場しますから、私達は着いていくのに必死になるはず。
2020年には5Gサービスが開始され、さらなる高速通信が可能になります。
5Gの次はなんでしょうか?
10年前まではガラケーが主流でした。
ここ10年間でコミニュケーション手段は劇的に進化し、あと50年でどのような技術が登場するのか想像もつきません。
近い将来ナノマシンが普及し、通信は脳内で行うものになり、人格のアップロードやダウンロードが実現し、永遠に生きられる時代が来るなんていう有名ドキュメンタリー番組もありました。
人工知能が全てを支配し、人間は管理されるだけになるのは時間の問題ですね。
すでにその時代は始まっているという意見もあります。
個人的には老後にファイナルファンタジーやモンハンを進化したVRの世界で思う存分楽しみたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!