新生活の学生や社会人がネット選びで絶対やってはいけないこと

新生活に必要なものは3つ。

アパート・家具家電・インターネットです。

インターネットは一度入ったら簡単に後戻りはできません。

今回は、新生活を始める学生や社会人に向けて、ネット選びで絶対にやってはいけないことを8項目ご紹介します。

それではいきましょう!

新生活の学生や社会人がネット選びで絶対やってはいけないこと

①不動産会社経由でインターネットに加入する

新生活で一番最初にすることは、もちろんアパートの契約です。

アパートを契約する際に、不動産会社からインターネットの加入を勧められることが多々あります。

一緒に光回線も申し込めば楽だと思いがちですが、全くお得ではありません。

不動産会社は光回線の代理店と提携しており、インターネットの取次をすると会社の利益になります。

本来、加入者へ還元される数万円のキャッシュバックがまるごと不動産会社へ流れるだけです。

(インターネットの加入が必要ないケースは、ネット料金が家賃コミコミで使い放題の集合住宅のみです。)

最近では、入居者確保のためにネットを無料とする物件も徐々に増えてきましたが、単純にネット料金が家賃に上乗せされているケースもありますので、その物件が本当にお得かどうかの判断は難しいですね。

また、アパートの入口やチラシに申込窓口の電話番号が記載されている場合もありますが、これも不動産会社と提携している代理店になりますので、お得ではありません。

大東建託を始めとし、ほとんどの不動産会社は代理店と提携しています。

ここがポイント!

アパートを決める前に、光回線の設備の種類は必ず聞いておきましょう。

「VDSL方式」「LAN配線方式」はインターネット速度が遅い設備なので要注意です。

「光配線方式」の集合住宅なら速度に期待ができます。

レオパレス21のレオネット
レオパレス21では、月額2,100円でレオネットが利用できます。
配線方式は「LAN配線方式」となり、インターネット速度に期待しないほうが良さそうです。
また、レオパレスは個人でネットを引くことができません。
工事許可が降りないためです。
あと、レオパレスって壁薄いですよね・・

②大学生協ひかりに加入する

多くの学生がこれで失敗しているのではないでしょうか?

それは「大学生協ひかり」への加入です。

入学前の説明会には、保護者同伴で行くと思います。

説明会では、高額なノートパソコンの購入と、生協インターネットの契約を勧められます。

大学推奨のノートパソコンは17万円程度だとよく聞きますが、同じスペックのものは10万円前後あれば買えちゃいます。

さらに高くつくのはインターネットです。

大学生協が運営する「大学生協ひかり」は月額料金が割高で工事費も違約金もかかります。

スマホとのセット割もできません。

大学生協ひかりの料金は以下の通りです。

業界最安値のenひかりよりも月額1,000円高い料金設定になっています。

もちろん、工事費は3,000円~19,000円かかるのと、途中解約での違約金も発生します。

違約金は以下の通りです。

12ヶ月以内の解約で16,000円の違約金というのは厳しいですね。

大学生協ではアパート契約の斡旋もしているため、アパートの申込とネットの申込を同時にやってしまう方も多いようです。

ひとまとめできて楽チンではありますが、そのかわりに高くついてしまいます。

もう大学生協ひかりに申し込んでしまったという方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください。

申し込んでしまった場合でも工事実施日3日前まではキャンセルができます。

③家電量販店でインターネットに加入する

家電量販店で働いていた僕が言うのもなんですが、ここ数年のキャンペーンは正直言ってお得ではありません。

数年前までは、家電量販店でフレッツ光に加入すると5万円以上のキャッシュバックや家電値引きを受けられましたが、光コラボの受付が始まってからはキャッシュバックの額が1万円~2万円程度になってしまいました。

家電量販店では人件費がかかっている分、ネット申し込みよりもキャッシュバックは少額になります。

また、家電量販店でスマホの新規契約や機種変更する方も多いと思いますが、

キャッシュバックを切り口に「他社への乗り換え」を案内されることがあります。

新生活シーズンでは、携帯各社が他社からの奪還に躍起になっており、

パソコン・通信コーナーに販売隊がソフトバンク20人・ドコモ4人・au2人なんていう比率で待ち構えていることも。(ソフトバンクの数がすごい)

接客されるのが嫌な方にとっては冷や汗ものです。

ただ、各社それなりのキャンペーンを打ってくるのはたしかです。

繁忙期は早く契約を済ませるために説明も短縮されがちで、重要事項やオプションについても聞き流す程度だと思いますが、他社への乗り換えをする際は条件をよく聞きましょう。

オプションを解約せずに高額請求が来たというのはよくある話です。

経験上、スマホの新規契約や機種変更は遅くても3月前半まで済ませるのが混まなくて良いですね。

3月後半と4月の契約は、2~3時間待ちが当たり前になってしまいます。

④携帯ショップでインターネットに加入する

携帯ショップでのインターネット加入は、家電量販店以上にお得ではありません。

新生活でスマホの新規契約や機種変更をする方は、とても多いと思います。

家電量販店と同じく、3月~4月の携帯ショップは鬼のような待ち時間です。

電光掲示板に180分待ちって表示されていたら、思わず帰りたくなりますよね。

いざ、待ち時間を耐え抜いてカウンターに座れたとしても特に目立った恩恵は受けられません。

携帯ショップでは物販も絡まないので、スマホと同時に光回線に加入してもキャッシュバックも無いことがほとんどです。

キャッシュバックが得られるのは他社からの乗り換えだけだと思って良いでしょう。

今は携帯各社オンラインでの新規契約や機種変更が簡単に行なえます。

携帯会社の乗り換えを検討していない場合は、ネットで済ませるのが早くて簡単です。

データ移行やSIMカードの入れ替えは必要ですが、ある程度スマホの経験があれば予想以上に簡単です。

⑤アパートに入っていたチラシに電話する

引っ越しが完了し、新生活をスタートするとまず目にするのがこういうチラシです。

これは僕の住んでいる集合住宅に入っていたチラシです。

《居住者様へ》と書かれていると管理会社からのお知らせかなと思いがちですが、NTTの代理店からのチラシです。

【新規お申し込み締め切り】2019年1月31日(木)19:00まで

と書いてありますが、なんの根拠もありません。

キャンペーンに締め切りがあるのは分かりますが、インターネットはいつでも申込み可能です。

締め切りに惑わされて焦って電話してしまわないようにしましょう。

チラシを大量に投函するにはそれなりのコストがかかりますので、特にキャンペーンも行ってなさそうです。

たまにキャンペーンが記載されているチラシも見かけますが、お得な内容ではありません。

⑥勧誘電話からインターネットに加入する

最近では携帯にも勧誘電話がかかってきますよね。

どこから番号を手に入れたんだと不安な気持ちになります。

インターネットの勧誘電話は、入居している集合住宅の不動産会社と提携している販売代理店からかかってくることが多いです。

また、自分が契約している携帯会社からかかってくる場合もあります。

実際に人と話すと断りきれない雰囲気になるものですが、勧誘電話からの加入もおすすめできません。

電話で話した内容はこちらで録音しているわけではないので、契約後のトラブルが心配です。

言った言わないはどの業界でもありますが、口頭でのやりとりは記憶が曖昧になりがちです。

ちなみに代理店側では会話のやりとりを全て録音していますので、インターネット開通後に文句を言ってもあのとき「はい」って言ってましたよね?と言われて終わります。

また、キャンペーン内容についても特に目立ったものはない印象です。

⑦訪問販売からインターネットに加入する

僕の住む集合住宅には2ヶ月に一回くらいの頻度でピンポーンと訪問販売がきます。

「NTT〇〇の✕✕ですが~」「au〇〇の✕✕ですが~」「ソフトバンク〇〇の✕✕ですが~」といった文言をよく聞きますが、訪問販売をするのは100%業務委託された代理店です。

フレッツ光の普及時にはそれなりの内容のキャンペーンで活動していた訪問販売も、光コラボの始まった今は全くお得ではありません。

一時期に比べると訪問頻度が落ち着いた印象がありますが、春に引っ越してきた社会経験の浅い若者は絶好のターゲットになります。

一度断っても押しに弱いタイプだと判断されれば、2回3回と訪問されます。

居留守を使っても、夜の明かりを頼りに訪問されます。

何回も訪問されるくらいなら正々堂々断りましょう。

訪問販売員は、どの部屋でインターネットを契約しているかどうかはわかりませんので、それを逆手に利用して断る方法もあります。

まだ光を使っていなかったとしても「最近、光を工事して使っているので必要ありません」と言います。

「最近、光の工事をした」というのがポイントです。

工事したばかりの案件を無理に契約するとクレームになるので、それ以上は追ってこなくなります。

それでも無理に勧めてくるようなら、名刺をもらいましょう。

訪問販売をしている代理店にはクライアントの厳しい目が光っていますので、重大なクレームを引き起こすと一発で営業停止に追い込まれます。

⑧とりあえずモバイルルーターを契約する

住所が決まる前にやってしまいがちなのが、とりあえずモバイルルーターを契約してしまうことです。

家電量販店などでインターネット勧誘を受けた際に、引っ越し先の住所が決まっていないとモバイルルーターをおすすめされることがあります。

たしかにモバイルルーターは持ち運びが簡単で、引越し先の住所が決まっていない場合や、とっさの引っ越しや転勤にはなにかと便利です。

しかし、契約期間の縛りや解約金が発生しますので、本当にモバイルルーターで十分なのか考えましょう。

最近ではソフトバンクエアーやWiMAXなどデータ使用量がほぼ無制限のものも登場していますが、インターネット速度については地域によってバラツキがあります。

安定した速度で動画コンテンツやオンラインゲームを楽しみたいといった方は、間違いなく光回線のほうが良いです。

光回線が開通するまでの数週間であれば、スマホのテザリングで対応できます。

どうしても光回線の工事に立ち会えなかったり、家にいる時間が不規則な方は、お試しでレンタルのソフトバンクエアーという手もありますが、やはり安定した回線で数年使うのであれば多少面倒でも光回線の導入をおすすめします。

まとめ

さて、今回は新生活の学生や社会人がネット選びでやってはいけないことを8項目ご紹介しました。

一般的な窓口は人件費やコストがかかっている分、特典があまり受けられません。

家電量販店や携帯ショップでは契約の待ち時間も長くなります。

引っ越したあとも、勧誘電話や訪問販売が待っています。

何事も商売ですから仕方のないことかもしれませんが、インターネットの加入は一番簡単でオトクな窓口を選びたいところです。

最後に気をつける点をまとめると、

①不動産会社経由でインターネットに加入する

②大学生協経由でインターネットに加入する

③家電量販店でインターネットに加入する

④携帯ショップでインターネットに加入する

⑤アパートに入っていたチラシに電話する

⑥勧誘電話からインターネットに加入する

⑦訪問販売からインターネットに加入する

⑧とりあえずモバイルルーターを契約する

以上8項目になります。

現在はスマホやインターネットの契約が直接店頭に行かなくてもできるようになっていますので、自宅からのネット申し込みが早くて簡単です。

人件費がかからない分、特典が店頭窓口よりも遥かに良いものになっています。

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